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2008/09/13 (Sat)
またヴェンです
Bbsに引き続き載せておきます
『KH 358/2 Days』のキーワードは「もう思い出せない大事なこと」
――まず『KH 358/2 Days』ですが、主人公がノーバディのロクサスということで、その見どころは?
野村哲也氏(以下、敬称略):『KH』シリーズは一貫して「心」をテーマに描いてきましたが、今回の主人公は心を持たないとされるXIII機関のロクサスになります。もともと『KH』のころから心と記憶は密接に関係していると考えていましたので、今回は「記憶」をテーマに描いていこうと。ですから今回は「もう思い出せない大事なこと」がキャッチコピーであり、キーワードにもなっています。
――ロクサスの冒険も、ソラと同じように世界をめぐりながら進めていくのですか?
野村:ちょっと違いますね。ソラのようにベッタリと世界にかかわってしまうと、『KHII』のストーリーに矛盾が生じてしまうので。今回はディズニーの世界で起こる出来事にロクサスが客観的にかかわったりすることで、徐々になんらかの変化が生じていきます。例えば「美女と野獣」の世界でビーストとベルの姿を見て、ロクサスが愛について認識したりとか。
――やはりシナリオは涙を誘うような内容ですか?
野村:『KH』は毎回ベースのシナリオは自分が書いていますが、今回は静かな日々のなかに驚きを感じてもらえる内容だと思っています。自分自身が、先の展開が見えるような内容にしたくないと思っていますので(笑)。ただ「これは泣ける!」とか、自分で思いながら書いてはいませんから、そのへんはプレイヤーさんの受け取り方しだいでしょうか。
――作品間のつながりも気になりますが。
野村:当然、多々あります。「これが、こういうことにつながっていたんだな」と思えるような部分がイロイロと。あと、やけにシーソルトアイスにこだわっていたのはこうゆうことだったのか……とか(笑)。
――8月に開催されたプライベートイベントでは『14番目』のセリフも聞けましたね。
野村:本当は声のあるシーンを公開するのは次のイベントの予定だったんですけどね(笑)。あの声で誰とかかわりがあるキャラか? ということが想像できたんじゃないんでしょうか。ただ察しが付くキャラのノーバディはもう存在しているので、それじゃシオンって何者? というのがキモになるかなと。秋に開催される東京ゲームショウでさらに突っ込みますので、楽しみにしていてください。
――本作にはマルチプレイモードも用意されていますが、こちらはどんなコンセプトで制作されているのですか?
野村:単純に4人で通信して楽しむオマケ的なモードではないというところですね。本編での経験がマルチプレイモードで生かせたり、マルチプレイモードでの経験が本編で役立ったりとか、相互に反映されるシステムです。
――マルチプレイモードではXIII機関のメンバーが選べるので、バランス調整がたいへんそうですが……。
野村:そうですね。でも成長要素は共通させてありますので。マルチプレイモードをプレイするときは、本編でロクサスが得た成長データを使ってキャラをカスタマイズできます。その成長データを移す部分で、かなり大胆なことをやっています。
――大胆といえば体験版では、下画面でカメラを操作できましたよね。あれも大胆なアイデアだと思いましたが。
野村:自分としては指で直接下画面を触ってカメラを動かす感覚で加えたんですけど、うまく使いこなせない人もいたりして。スタッフには好評でしたが「タッチペンで操作するのがたいへん」という意見もありました。逆にタッチペンの操作は想定していなかったんで(笑)。やはり、感覚的に指で画面に触れる、ということに抵抗があるのかもしれませんね。あと現在のバージョンで見回せるのは左右だけで、上下はいらないかなと思ったりもしたんですが、スタッフから「上も見えないと不便」という意見もあり、少し改良の余地があるかなと(笑)。現在公開しているのは、ほんの一部です。実際にはもっとスゴいことができていますので、期待してください。
キャラのカスタマイズとか今作はいろいろ今までとは違う感じの作品ですね
テーマのもう思い出せない大事なこととはなんでしょうね?
やはり14番目(シオンって書くと違和感を感じます)が関わってくるのでしょうか?
Bbsに引き続き載せておきます
『KH 358/2 Days』のキーワードは「もう思い出せない大事なこと」
――まず『KH 358/2 Days』ですが、主人公がノーバディのロクサスということで、その見どころは?
野村哲也氏(以下、敬称略):『KH』シリーズは一貫して「心」をテーマに描いてきましたが、今回の主人公は心を持たないとされるXIII機関のロクサスになります。もともと『KH』のころから心と記憶は密接に関係していると考えていましたので、今回は「記憶」をテーマに描いていこうと。ですから今回は「もう思い出せない大事なこと」がキャッチコピーであり、キーワードにもなっています。
――ロクサスの冒険も、ソラと同じように世界をめぐりながら進めていくのですか?
野村:ちょっと違いますね。ソラのようにベッタリと世界にかかわってしまうと、『KHII』のストーリーに矛盾が生じてしまうので。今回はディズニーの世界で起こる出来事にロクサスが客観的にかかわったりすることで、徐々になんらかの変化が生じていきます。例えば「美女と野獣」の世界でビーストとベルの姿を見て、ロクサスが愛について認識したりとか。
――やはりシナリオは涙を誘うような内容ですか?
野村:『KH』は毎回ベースのシナリオは自分が書いていますが、今回は静かな日々のなかに驚きを感じてもらえる内容だと思っています。自分自身が、先の展開が見えるような内容にしたくないと思っていますので(笑)。ただ「これは泣ける!」とか、自分で思いながら書いてはいませんから、そのへんはプレイヤーさんの受け取り方しだいでしょうか。
――作品間のつながりも気になりますが。
野村:当然、多々あります。「これが、こういうことにつながっていたんだな」と思えるような部分がイロイロと。あと、やけにシーソルトアイスにこだわっていたのはこうゆうことだったのか……とか(笑)。
――8月に開催されたプライベートイベントでは『14番目』のセリフも聞けましたね。
野村:本当は声のあるシーンを公開するのは次のイベントの予定だったんですけどね(笑)。あの声で誰とかかわりがあるキャラか? ということが想像できたんじゃないんでしょうか。ただ察しが付くキャラのノーバディはもう存在しているので、それじゃシオンって何者? というのがキモになるかなと。秋に開催される東京ゲームショウでさらに突っ込みますので、楽しみにしていてください。
――本作にはマルチプレイモードも用意されていますが、こちらはどんなコンセプトで制作されているのですか?
野村:単純に4人で通信して楽しむオマケ的なモードではないというところですね。本編での経験がマルチプレイモードで生かせたり、マルチプレイモードでの経験が本編で役立ったりとか、相互に反映されるシステムです。
――マルチプレイモードではXIII機関のメンバーが選べるので、バランス調整がたいへんそうですが……。
野村:そうですね。でも成長要素は共通させてありますので。マルチプレイモードをプレイするときは、本編でロクサスが得た成長データを使ってキャラをカスタマイズできます。その成長データを移す部分で、かなり大胆なことをやっています。
――大胆といえば体験版では、下画面でカメラを操作できましたよね。あれも大胆なアイデアだと思いましたが。
野村:自分としては指で直接下画面を触ってカメラを動かす感覚で加えたんですけど、うまく使いこなせない人もいたりして。スタッフには好評でしたが「タッチペンで操作するのがたいへん」という意見もありました。逆にタッチペンの操作は想定していなかったんで(笑)。やはり、感覚的に指で画面に触れる、ということに抵抗があるのかもしれませんね。あと現在のバージョンで見回せるのは左右だけで、上下はいらないかなと思ったりもしたんですが、スタッフから「上も見えないと不便」という意見もあり、少し改良の余地があるかなと(笑)。現在公開しているのは、ほんの一部です。実際にはもっとスゴいことができていますので、期待してください。
キャラのカスタマイズとか今作はいろいろ今までとは違う感じの作品ですね
テーマのもう思い出せない大事なこととはなんでしょうね?
やはり14番目(シオンって書くと違和感を感じます)が関わってくるのでしょうか?
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